美しいものを愛でていたい

堂本剛さんや奈良についてなど、独り語りするブログです

KinKiごと ※楽しい内容ではありません

前回更新からはや半年超。この期間も、もちろんずっと剛さんに幸せな時間をいただいていた。だから書くことは沢山あったけれど、気持ちがざわざわすることも多くて、それで書くことを戸惑っているまま時が過ぎたというか。


私はKinKiの剛さんもとても好きである。立派にアイドルしている剛さんを見るのも、ストーリー性のある歌謡曲を見事に歌いこなす剛さんの歌を聴くのも、ソロのときとは違うダンスも。でも、KinKiに所属している剛さんを応援するのにはなかなかのエネルギーが必要だ。雑音が多すぎるから。


素直に書くと、私は相方の光一さんのことを苦手と感じたり疑問に思う場面が多い。もちろんはじめは何も思っていなかったのが「ん・・・?」「あまり得意じゃないかも」にかわり、そして苦手になってきた。かといって、常に大嫌いというわけではなく、格好いいと思う方もいるんだろうなとは思うし、ブンブブーンを見て笑ってしまうこともある。


苦手と感じた場面を思い起こすと、割と初期のころに購入した15コンのDVDを観て、光一さんがふざけすぎていて剛さんだけがまじめにやっているように感じたのが最初だったような。(※あ、これ以降も私が書くのはあくまで「私が感じたこと」であって、「私はそうは思わない」「違うの、あれには理由があって」などは考慮いたしません。)
そしてLコンのDVD。これは購入前からネットで見て知ってはいたけれど、剛さんが「光一派、剛派はやめてKinKi派で」と言ったとき、光一さんが何も言わなかったことに非常に、大変、とても、ものすごくがっかりした。それによりアンリーの方々が「光一さんはそう思っていないもの!」と声高に叫んでいたから、アンリーを育てているのは光一さんという説にうっすら同意せざるを得なくなってしまった。


それから、光一さんは「オレぶっこむの大好きー」ってよく言うけれど、SMAPさんが解散に至ってしまった始まりとも言える週刊文春の記事、当時私読みました。あまり芸能人、とりわけアイドルには興味のない母がSMAPさんだけは好きと言っていて、頼まれて買って。で、派閥なんてありませんというメリーさんに対して文春側が「光一さんが派閥があるって言ってましたよ」的なことを言い、「えー、光一さん、大丈夫なのかしら!?何かお咎めをうけるのでは」とけっこう真剣に心配したものでした。カウコンでぶっこんだのでしたっけ。きっかけが光一さんだとは言いませんが結果SMAPさんは解散、光一さんは今も変わらず「ぶっこむの大好き」で、勝手に心配したのがバカみたいだったわ、と思っている。


あと、SHOCKで事故が起きたときの光一さんの会見が結局カンパニー礼讃みたいに感じられたことに(心配していただけに)なんだか違和感を覚えたり、KinKiごとでの雑誌のインタビューなどに「ん?」と思うことが多くなってきたり。ブンブブーンでゲストの方が光一さんのご機嫌に言及することが多いのもなんだかなと思ったし、「日経エンタ」(この連載がかなり光一さんの印象を悪くしているような)で「日本の芸能界は非実力社会」と語り、「オーディションも受けていないお前が言うな」とフルボッコ状態になったときには、なんでそんなこと書いたんだろう?自嘲?まさか真面目に自分は実力者だと思っている?と、自問自答してしまった。そう、なんだろうこの人?と思うことが、ありすぎるくらいあった。
それでもふたりで聴かせて(光一さん、歌番組ではちょいちょい酷いですが)、見せてくれるKinKiの世界は大切に思ってきた。


そして、剛さんが突発性難聴を発症する。無理だろうと思っていた年末年始のドームコン、タイトルの「Everything happens for a reason」。これを言ったのが剛さんなら別によかった。もしくは、剛さんの状況を理解し、共に一から進もうとする人なのであれば。でも、このタイトルの発案者であった光一さんは、まだ全く先の見えない状況の中で「アンプラグドやオケコンはもうしない」と言い、「剛の耳のためにも、いつものようにアンプをドーンとは使わないことにしようとオケを提案した」としつつ、ソロコーナーでは爆音を発した。光一さんの音楽は、衣装やライト、効果音などが一体となってこそ映えるものだからいつも通りにやったということなのだろう。そしてMCの中での「言い合い」が起きる。痴話喧嘩と表現された方もいたが、内容的にはそんなかわいいものではないと私は感じた。


東京で光一さんははっきり言っていた。「ソロコーナーあります、おれ踊りたいんで。」ところが大阪では「まるでおれがソロやりたいみたいに言ってたけど違うからね。剛くんのインターバルをあけるためにソロをやることに」剛さんは「(光一さんが)やりたいって聞いたから、そう思ってた。だったらもうちょっと音量下げて。いつも車に避難してる。」・・・大阪のレポを読んだとき、最初よくわからなかった。理解してきたら信じがたくて、悲しくて、情けなくなった。もし何か行き違いがあったとして、それをドームの舞台上で口に出す必要があった?舞台の裏は見せない、と言っている人が。さらに追い打ちをかけた日経エンタ。自分の連載で一方的に相方を非難するひとって見たことありますか?あの文章が誰の、何の役に立つのか、私にはさっぱりわからなかった。


基本的に光一さんは自分を格好良く見せたい人である。(アイドルなのだから別におかしくはない。)とてもプライドが高いとも思う。(別に悪いことではない。)そして非常に子供じみた自己顕示欲を持っており、非難されることを嫌い、時折強い攻撃性を見せる。あくまで、私が感じる光一さんである。


そして音楽は彼にとっては自分を格好良く見せるツールのひとつであり、彼のファンも彼を格好良く見せる音楽が好きなのだと思う。だから音楽そのものに対するリスペクトが薄い方がいるのかも、と思う。剛さんのソロのときにわざと大きな物音を立てて集団で出ていくようなことができるのは、いくら剛さんのことが嫌いでも、伴奏をしている方やライトを当てている方、かかわるすべての方に対しても失礼だということに気づかないのか、そんなことはどうでもよい程攻撃したいのか。

アンリーさんの存在を知った当初は、光一さんのことをお気の毒に思っていた。でも最近やっぱり似てるのかも、と思ったりしている。アンリーさんは、光一さんのためにあれこれやっているわけでしょう?(実際に光一さんがどう思っているかは知らないが)ファンからそんなことで喜ぶと思われている光一さんってどうなんだろうとも思う。
それでも、ここまで書いておきながらも別に光一さんを全否定するわけではないのは(別にアンチ活動がしたいわけではない)、剛さんの相方であり、剛さんがKinKiを大事に思っているからだ。剛さんが「天然」といってフォローしているからには、もーーーーーーーーしかしたら本当に天然な悪気のない人なのかもしれないし。それもちょっとナンだけど。


さて、先週、KinKiのラジオの特番で光一さんが年末年始のドームコンがあることを「ぶっこんだ」。歓喜するKinKiファンの中で剛さんの心配をする声があがると、うっさい、無理なんかさせんわ、水を差すな、という方々がいる。でも無理をさせた実績があるのだから、心配してあたりまえでは?


もともとKinKiファンの中に一定数、KinKiのリーダーは光一さんなのだから剛さんは光一さんに従っていればよい、という方がいるように思う。そして光一さんが日経エンタ(またコレだわ)で「解散」というカードをちらつかせたがために「剛さんは光一さんに逆らわないで。剛さんは立場も弱いんだし。剛さんファンもいちいち騒がないで。光一さんの思うとおりにして。そうすればKinKiは安泰なのだから。ずっとKinKiでいてくれるのだから。」という幻想を知ってか知らずか持ってしまった方が増えているように思う。


でも、剛さんにだってKinKiを辞める権利はある。辞めたくなくても、無理をしてさらに耳に支障がでるようなことがあれば辞めざるを得なくなるかもしれない。
自分たちがKinKiを見たいがために剛さんのリスクや思いをスルーしていると、大好きなKinKiは終わってしまうかもしれないんですよ、ということを私は言っておきたいのです。