美しいものを愛でていたい

堂本剛さんや奈良についてなど、独り語りするブログです

堂本剛 平安神宮ライブ2019

コロナにより生活が制限されている今、去年は楽しかったなぁと思い返していて、かなり今更ですが2019年の平安神宮ライブのことは書き残しておきたい、と思い。


堂本剛さんの平安神宮ライブは毎回、FUNKライブとはまた異なる魅力があって大好きだけれど、2019年は特にすべてのピースがぴったり合ったような、奇跡を感じるようなライブでした。空気とか、温度とか、月明かりとか、風とか、なんだろう、どう言えばいいのか、とにかく全ての調和が見事にとれていて、その中で響く剛さんの歌声は天国まで届くような美しさで。恩師が亡くなられたことは剛さんにとって大きな悲しみだっただろうけれど、いろいろな気持ちを音楽で昇華しているような。特に「音楽を終わらせよう」は本当に心に沁みて、忘れがたい歌声でした。


剛さんは突発性難聴の後遺症といま現在も戦っている最中だけれど、それでもあれだけの歌声を聴かせてくれる。聴かせるために想像を絶する努力をしてくれている。剛さんは私にとって単に「上手い」だけでなく、一番心に響き、沁みこみ、刺さり、癒してくれる歌声を聴かせてくれる人だなぁと改めて感じたライブでした。


実はチケット全滅でやさぐれていたところ、ほんの数日前に奇跡的にお譲りいただけることになって、あのライブをこの目で耳で経験できたことは宝物です。


音楽は人によっては不要不急なのかもしれないけれど、私にとっては必要なもの。日常聴ける音源も大事だけれど、その時しか味わえない生の音楽がくれるものは格別だから、またライブが行われるようになる日を心から待っています。